認知症を他人事だと思ってませんか!?毎年どんどん増えていってるんですよ!

脳PETで分かる認知症

脳

認知症は早期に発見することが難しく、症状が出ている頃には比較的病状が進行していることが多いです。

近年、より客観的に認知症、特にアルツハイマー型認知症を診断するためにPETが利用されることがあります。

PETは放射性物質で標識したプローブ(造影剤)を体内に投与して、プローブが体のどの部位に分布しているかを観察する画像診断法です。

アルツハイマー型認知症の診断で最も応用されているのがFDGというプローブを用いたPETです。

FDGはブドウ糖と類似した構造を持っており、糖代謝が活発な部位に集積する特徴を持っています。

脳は糖をエネルギー源に活動しているので、正常な脳の部位にはFDGが集積します。

しかし、アルツハイマー型認知症の方は、側頭頭頂連合野、および楔前部から後部帯状回にかけて糖代謝が低下するため、FDGが集積しません。

これをPETで画像化することによってアルツハイマー型認知症かどうかを客観的に診断することができます。

 

診断

また、アルツハイマー型認知症が進行する早期の過程でも、同じ部位での糖代謝の低下がみられるので早期診断法としても期待されます。

 

また、アミロイドβというタンパク質をPETを用いて画像化する試みも行われています。

アミロイドβはアルツハイマー型認知症が発症する前段階から脳に蓄積していき、これがアルツハイマー型認知症の発症につながることが知られています。

このアミロイドβに結合する性質を持つプローブを投与することでこのプローブがアミロイドβが多く蓄積した部位に集積します。

これを画像化することによってアルツハイマー型認知症が発症する前段階のアルツハイマー型認知症予備軍の方を判別できるようになるのです。